イナズマイレブンの新作、Steamでの評価が国内外でまるで違います。
世界全体の好評率は89.2%。日本語レビューだけだと65.1%。
24.2ポイントの差です。うちが調べた270作品では、この差の中央値は6.0ポイントでした。 4倍の開きがあります。
日本の作品を、日本人だけが低く評価している。理由を数えました。
低評価の人が、2倍長く遊んでいる
| 区分 | 値(時間) | 補足 |
|---|---|---|
| 好評をつけた人 | 76.6 | 352件 |
| 低評価をつけた人 | 146.3 | 248件 |
出典: Steam の日本語レビュー(2026年8月26日時点)
低評価をつけた人のほうが、70時間ぶん長く遊んでいます。
そのうち81%が50時間超。最長は2,565時間遊んだうえで「おすすめしない」を押していました。
嫌いで押しているのではありません。やり込んだ先で、何かに突き当たっている。
ストーリーと対戦で、評価が割れていた
低評価248件を読みました。褒め言葉と批判が、きれいに分かれます。
ストーリーは絶賛されています。 「メインストーリーの完成度は高かった」 「熱くなれる最高のシナリオ」「100点」。初代のオマージュに懐かしさを感じたという声も多い。 低評価をつけた人でさえ、ここは褒めています。
批判は、その先に集中しています。 選手の厳選に数百時間かかること。 アップデートのたびに調整が変わり、集めたものが無駄になること。 オンライン対戦のバグとラグ。修正で新しいバグが増えるという指摘。
つまりこの作品は、二層構造になっています。
40時間で終わる層と、その先の層
うちの推定クリア時間は40.4時間(30.7〜50.1時間)。
レビューにも「ストーリーだけなら30〜40時間」という記述が複数ありました。 うちの数字とほぼ一致します。

イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード
8,910円・推定40.4時間。日本人の実測は88.1時間
40時間でストーリーを終えて満足した人は、高い評価をつけている。 その先の対戦と育成に潜った人が、146時間かけて不満に行き着いている。
日本のファンほど深く潜るから、不満に到達しやすい。 24.2ポイントの差は、 たぶんそういうことです。
日本語レビューの比率が8.9%あるのも傍証になります。 世界的な人気作は1%を切ることが多いので、この作品は日本の比重が飛び抜けて大きい。
単価で見ると
| 区分 | 値(円) | 補足 |
|---|---|---|
| 同価格帯の作品の中央値 | 215 | |
| ストーリークリアまで(推定40.4時間) | 221 | |
| 低評価の人の実時間146.3時間で計算 | 61 |
出典: Steam の価格と、日本語レビューの実プレイ時間(2026年8月26日時点)
ストーリーだけで終えると221円/時間で、同価格帯の平均並みです。 対戦まで潜れば61円/時間まで下がります。
遊べる量の問題ではありません。 遊んだ先に何があるか、という話です。
こう判断できます
買っていい人
- ストーリーとキャラクターが目当て
- 歴代シリーズを遊んできた
- 40時間で満足できる
待ったほうがいい人
- オンライン対戦を主目的にしている
- 厳選や周回にすり減らされたくない
- 完成した状態で遊びたい
レビューにも「ストーリー目的であればおすすめです」「対戦を重視している人には 全くお勧めできません」と、はっきり書き分けている人がいました。 買う前に、自分がどちらか決めておくと後悔しません。
10月のセールで下がれば、ストーリー目当ての人にはちょうどいい価格になりそうです。 6,000円くらいまで下がれば勧められる、というレビューもありました。